はじめまして。
「あやの里」の代表を務めております、岡元奈央と申します。
「あやの里」は、2001年に私の母が「認知症を抱える方々とそのご家族が、安心して集える場所を作りたい」という強い思いを込めて、祖母である「あやおばあちゃん」の家の庭先に開業しました。現在も、私たち家族や親戚が敷地内で暮らしながら、認知症をお持ちの方々と日々をともに過ごしています。
あやの里ではあたりまえの暮らしを日々重ねることを大切にしています。
お天気がよければ朝から中庭へ出てラジオ体操、中庭の草が伸びてくれば草むしり、落ち葉が落ちれば落ち葉を掃き、天気がいい日はドライブへ。春はお花見、夏は花火、秋はコスモス見学、冬はお正月の準備等、巡りゆく季節を大切に自分たちの生活を整えています。
ご家族様との時間や、地域の皆様との関りも日常の中の大切な時間です。地域の公園清掃や夏祭りにも、毎年楽しみに参加させていただいています。
要介護状態になっても認知症になっても、その人の人生のあたりまえを理解し支えともに生きる、あやの里で大切にしている考え方です。
あやの里の職員一人ひとりと、この事業理念となっている「ともに生きる」を共有し、住み慣れた地域で、大切な方々とともに豊かな人生を歩んでいけるよう、私たちは時代や利用者様のニーズに寄り添いながらサポートを提供してまいります。